医療機関内でのリハビリと異なり、利用者様の生活の場に直接伺う訪問看護のリハビリテーション。理学療法士・作業療法士として、私たちが大切にしているのは「その人らしい生活」を支えることです。
病院やクリニックでは見えない、実際の生活環境での困りごとや課題を一緒に見つけ、解決していく。それがリハビリの醍醐味であり、やりがいです。利用者様それぞれの生活背景や価値観を尊重しながら、医学的知識と技術を生かし、自立支援と生活の質の向上を目指す私たちの日常。

この「リハビリスタッフの1日スケジュール」では、ご自宅でのリハビリに従事する専門職の1日をご紹介します。多様な疾患や状態の方々との関わり、移動や記録の時間も含めた実際の業務の流れをぜひご覧ください。医療と生活をつなぐ架け橋として、地域で活動する理学療法士・作業療法士の仕事の一端をお伝えできれば幸いです。
9:00
カンファレンス・スケジュール確認・訪問準備
9:15
事務所を出発
9:30
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10:30
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10:30
午前の訪問①
人工股関節置換術後の利用者様の生活動作訓練。近くのスーパーへの買い物に同行。歩行練習も兼ねて実施しています。
11:00
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11:40
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11:40
午前の訪問②
腰椎圧迫骨折の利用者様の自宅内の環境整備と機能訓練。手すりの位置の確認や安全な生活動作も指導を行なっています。
11:40
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13:00
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13:00
休憩60分
職場の休憩室や公園、カフェなどその日の天候やスケジュールに合わせて各々休憩をとっています。
13:00
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14:00
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14:00
午後の訪問①
パーキンソン病の利用者様の嚥下機能訓練。誤嚥リスク軽減のための食事環境の調整や嚥下機能向上を図っています。
14:30
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15:30
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15:30
午後の訪問②
脳出血の利用者様の関節可動域訓練。痙縮や拘縮予防を図っています。
16:00
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17:00
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17:00
午後の訪問③
統合失調症の利用者様の精神療法。趣味である将棋を一緒に行い意欲向上を図り社会との繋がりを取り戻す支援を行なっています。
17:20
事務所に到着
記録や管理者への報告、ケアマネージャーなど関連各所への連絡など
18:00
退勤